新レジストリへの移行のため、旧ウェブサイトでの症例登録が終了となります

新レジストリへの移行のため、旧ウェブサイトからの症例登録が終了となります
 

 平素より新生児低体温療法登録事業(Baby Cooling Japan)にご協力いただきありがとうございます。皆様とともに2012年から本事業を開始してから、早いもので10年以上が経過し、Baby Cooling Japanレジストリは今や世界最大規模の新生児低体温療法レジストリとなりました。これまでの活動を通して全身低体温療法の普及や低体温療法マニュアルの作成など日本の新生児低体温療法の標準化などに寄与することができ、さらに日本から世界に向けて数多くの学術的な情報発信ができるようにもなってきました(Pediatric Research, ADC Fetal & Neonatal Ed, Sci Repなど)。みなさまのご協力のもとAll Japan体制でこの課題に取り組むことができたことが、これらの大きな成果につながったのだと思います。これまでのみなさまのご支援、ご協力に心より感謝申し上げます。
このように急性期治療に関して一定の成果を上げることができましたが、低酸素性虚血性脳症の児の長期予後を解明するためのフォローアップ体制は確立されておらず、まだ課題が山積されたままの状況にあります。次の10年間に向けて、Baby Cooling Japanでは、この長期予後の課題に取り組みたいと考えております。
この度、文科省科研費基盤研究等の研究費を獲得することができ、2022年10月より長期予後・フォローアップに重点化したNew Baby Cooling Japanレジストリを開始する予定です。詳細については改めましてオンライン説明会の情報をお送りいたします。Baby Cooling Japanウェブサイトもリニューアルし、新レジストリの説明等も掲載予定です。つきましてはこれまでの急性期情報に重点をおいたレジストリの症例登録を、2022年5月末をもって終了させていただきます。これまでにご登録いただいた症例の発達予後に関しては、web入力ではなく順次個別に情報を収集させていただく予定です。改めまして、長年のご協力ありがとうございました。New Baby Cooling Japanレジストリにつきましても、どうぞよろしくお願いいたします。